第16回滴仙会書法展 一般の部 授賞式

第16回滴仙会書法展の最終日にあたる7月8日(日)、午前中に行われた「学生の部」授賞式に引き続き、午後一時からは、「一般の部」授賞式が厳粛にとり行われ、全国より集まった50名の受賞者に賞状と記念品が手渡されました。その後、最高賞の滴仙大賞を受賞された穂積梅雪さんが受賞者を代表して謝辞を述べられ授賞式は無事終了しました。

以下は受賞者代表の穂積梅雪さんのお礼の言葉です。

御礼の言葉

受賞者を代表しまして、一言御礼の言葉を申し上げます。
この度は第16回滴仙会書法展に於きまして、栄えある「滴仙大賞」を賜り有り難く心より御礼申し上げます。
このような思いがけない賞をいただくことができましたのも理事長であり、師である伊藤一翔先生をはじめ諸先生方の御指導の賜と感謝申し上げます。
岩手に於いて指導していただいておりました故吉原凌雲先生から幸いにも伊藤先生を御紹介していただきお引き受けくださいまして御指導をうけることができるようになり10年目となりました。
友達の美しい文字に憧れ習字を習い始めたことが切っ掛けとなり、自然に書道へと導かれ先生や書友、家族に恵まれ今まで続けてこれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし長い間努力不足は勿論のこと、つまらない事にこだわり、なかなか思うように書けずにおりました。以前錬成会の折大重先生のそのような私の作品を一目見て「おもろうない」とおっしゃった言葉が重く深い言葉として私の心の中に残ったままでした。今回作品の仕上げの終盤に、伊藤先生は、「楽しく書くことに心掛けるように」と御指導下さいました。まだまだ未熟な作品とは思いますが楽しく書くことを忘れず書き込みました。そのことにより少し心境の変化を感じることができました。これからも今回の受賞に恥じぬよう精進して参りたいと思いますのでよろしく御指導のほどお願い申し上げます。
最後になりましたが、このような盛大な展覧会並びに授賞式を開催してくださいました諸先生方、関係者の方々に心よりお礼申し上げますと共に、皆様のご健勝と御多幸、滴仙会の益々のご発展を祈念し御礼の言葉とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
平成30年7月8日                                     受賞者代表 穂積梅雪


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