第52回 一松會 新春名流書道展 開催報告
第52回 一松會 新春名流書道展
平成31年1月2日(水)~8日(火)まで そごう神戸店 新館7階 美術画廊にて開催されました。
兵庫県書作家協会の顧問・参事・会長・理事長・副理事長の先生方の展覧会です。
滴仙会からは伊藤一翔理事長の作品も展示され、連日多くの観覧者が会場に足を運んでおられました。
開催の3日の午前中には「新春名流書道展 第52回 一松會」開催にあたり、関係者によるレセプションがそごう神戸店新館7階ロイヤルサロンにて行われました。
下記は 第52回 一松会 新春名流書道展へ出品された伊藤理事長の作品の写真と解説です。
平成己亥賦新詩。
天朗暦廻多所思。
六十五齢如二水。
粛然揮毫肝胆披。
平成も今年で改号される。皆さんにとって平成とはどういった時代であったのか。平成の掉尾を飾る漢詩を読んでみる。
「平成己亥(平成31年)に早速新しい漢詩を読んでみた。自分としては忙しい日々は続くが順調に進んで来れた気はするが、種々の災害があったりで思う所が多く一語では片付けられない。気がつけば私も数えで六十五歳となり、いつも日頃から追いかけている張瑞図(二水)の盛年の時代と肩を並べるような年齢となって来た。少しかしこまった気持ちで筆をとり、今の心持ちをさらけ出してみようではないか。」
本作は張瑞図の事を読んでいるので、瑞図の字集めをし、黄色の虎皮箋で書いています。
新しい年号が発令され、皆様にとりまして佳き一年でありますようお祈り致します。
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