2020年 滴仙会理事会及び新年会報告

2020年 滴仙会理事会及び新年会報告
令和2年1月12日(日)大阪のホテル阪急インターナショナルにて「滴仙会理事会及び新年会」が行われました。

2020年1月12日、穏やかな気候の中、令和になり初めての「滴仙会理事会及び新年会」がホテル阪急インターナショナルに於いて執り行われました。
午前11時、進行(司会)を務められる理事長伊藤一翔先生から開会の辞を述べられ、理事会がスタート致しました。次第に沿い昨年度の事業報告~会計報告~会計監査報告~さらに本年度の新役員昇格者のご紹介があり、続いて本年度の事業予定~予算案が発表され、無事承認されました。その他事項で、理事長伊藤一翔先生から①会費改正に至った趣旨を踏まえ、改めて会員の増強と底辺拡大のために幅広い取り組みをお願いすること②今年は九層展を再び開催すること③消費税増税に伴い、滴仙会書法展以降表具料の値上げをしたいという連絡があったとのこと、以上3点の説明が為され、理事会は無事閉会しました。
その後、同ホテル内の大広間に会場を移して、一般会員の方々も加わり「滴仙会新年会」が行われました。
まず初めに、理事長伊藤一翔先生から『あけましておめでとうございます。令和になり初めての新年会、全国から111名の方にご参集いただき、厚くお礼申しあげます。昨年、会費導入の大幅な改革を致し、幅広く大勢の方々に参加していただき、会を盛り上げて頂きたいという趣旨から行ったものです。わずかながらも会員が増加したという報告を受け、嬉しく思いました。また新しい会報も発行され、いかがでしたでしょうか。今後、皆さんのご意見をお伺いしながらより良いものにして参りたいと思います。それから近年子供の減少、ITの普及により文字を書くことが希薄化してきており、文化教室においてもエクササイズや色々な教室が増え、「読み書き算盤」の時代から変化してきております。書に携わる私達は、知恵を出し合い、書道をどのように普及させていくべきか考えていかなければいけません。ご承知のとおり、日本の書道文化をユネスコの無形文化遺産に登録すべく、書道界全体で取り組んでおります。この登録推進運動の一助として、今、私の胸に付けているロゴマーク入りピンバッジをまだお持ちではない方につきまして、是非、日本書道ユネスコ登録推進基金の事務局にて一口500円をご寄付いただければと存じます。収益の一部は遺産登録の運動に充てられますので何卒ご支援ご協力よろしくお願い致します。昨年の新語大賞は「ワンチーム」、滴仙会も「ワンチーム」になって一年間、盛り上げていただきたいと念願致します。』とご挨拶されました。
続いて新役員となられました先生方のご紹介があり、各展覧会でご活躍された先生方の顕彰が行われました。
まず初めに、理事長伊藤一翔先生が昨年11月、兵庫県文化賞をご受賞されたことのご紹介があり、御夫妻がご一緒に壇上に上がられ、滴仙会からお祝いと花束が贈呈されました。理事長伊藤一翔先生から「亡き広津雲仙先生も受賞された価値のある賞であり、自分が賜るとは思ってもみなかった。尚一層、会のために精進して参りたい。」と評価されたことへの謙虚なお気持ちと今後の決意と共にお祝いに対する感謝のお言葉を述べられました。
そして、伊藤一翔理事長 西本茜堂顧問 沼田碧漣副理事長 安田東鶴副理事長により新春に相応しく鏡開きが行われました。
引き続き、安田東鶴副理事長より「今年は東京オリンピックの年。大勢の外国人の方々に書をアピールできたら良いと思っております。」との乾杯のご発声と共に祝宴が始まりました。
豪華な食事に舌鼓を打ちお話も弾む中、恒例のビンゴゲームでみごと「ビンゴ!」の幸運な方々は、ステージにていただいた色紙をご披露され一緒に記念撮影、うらやましい と思われた方、来年に期待しましょう。宴もたけなわ、カラオケ大会が始まり大いに盛り上がる中、トリは伊藤一翔先生の「青春時代」全員で手拍子。青春時代を思い出し、若さ復活の歌声が、会場いっぱいに響き渡りました。
時間はアッという間に過ぎ、最後は顧問西本茜堂先生による閉会の辞を迎え「青春の会でございましょうか。若々しい方ばかりご出席下さり、非常にうれしく思う。」という先生らしいジョークから始まりました。
令和2年という新しい年も和やかに多数の先生方のご来会を得て、盛会に進められていることに感謝の意を述べられ「この会は書を求めていい字を書こうという集団である。そのためには、皆健康で滴仙会を愛し、伊藤一翔理事長の元で結束して大きな会になりますように、ご支援ご協力の程、心よりお願い申し上げます。」と力強いお言葉で絞めくくっていただき、全員で「万歳三唱」。大盛会のうちにお開きとなりました。
さらに先生から一言!いつも会の縁の下の力持ちともいうべき存在のお二人(西本聖雲先生、岡西光剡先生)の日頃の労をねぎらう温かいお言葉に全員が拍手で応え、ほっこりした気持ちにさせて頂きました。
結びにあたり、今年の合言葉は「ワンチーム!!」仲間を思いやり、共に励まし合いながら、一歩前進となります様祈念しつつ、滴仙会理事会新年会のご報告とさせて頂きます。(総務理事 小松璐秋)


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