例年より少し遅い桜の開花となり、満開のお花見日和、近くの王子動物園は多くのお花見客で賑わいをみせていました。そんな4月7日(日)原田の森ギャラリーにて滴仙会主催の春の講習会、第1部「古典のススメ―呉昌碩を紐解く―」(講師 伊藤一翔理事長)、第2部「第22回滴仙会書法展 添削指導会」を開催いたしました。
今年は呉昌碩生誕180年にあたり、東京国立博物館、台東区書道博物館、兵庫県立美術館、ふくやま書道美術館など各地で記念事業の「呉昌碩」展が開かれています。そこで、第1部「古典のススメ―呉昌碩を紐解く―」では滴仙会としてもここ数年、毎月滴仙誌の表紙画で取り上げています「呉昌碩」の芸術活動に焦点を当て活躍した時代背景や作品の解説を理事長伊藤一翔先生に行っていただきました。
お話の後半には呉昌碩の臨書から創作作品への展開方法や、どの様な部分が作品に活かせるかなど、プロジェクターの画像を用いながら解り易くご説明いただきました。
第2部「第22回滴仙会書法展 添削指導会」では、ご持参になった出品作品の選別・添削指導を受け、更なる書き込みを促せるアドバイスを理事長よりいただき参加者の皆さんにとっては大変有意義な時間となりました。
今回は当会の幹部の先生方にもご参加頂き、限定30名の参加者が熱心に講話に聴き入ったり、添削指導を受けるなど、午後1時半から午後4時頃までたっぷりご堪能いただきました。
この度の伊藤先生の解り易く楽しい講演により、今後1人でも多くの方が書道を深く、また楽しく学んでいただけることを期待し、講習会のご報告とさせていただきます。次回もお楽しみに!
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